箔押し加工は、高級感や特別感を演出できる人気の加工方法です。
しかし、実際の現場では「ただ箔を押せば完成」というわけではありません。
美しい仕上がりのために欠かせない工程のひとつが、“ムラ取り”です。
箔押しでは、箔が均一に転写されず、
- 一部がかすれる
- 箔が薄く見える
- 細かい部分が抜ける
- ベタ面に濃淡が出る
といった状態が発生することがあります。
これは紙・箔・版・温度・圧力など、さまざまな条件が影響するためで、均一で美しい仕上がりにするため
非常に繊細な調整が必要になります。
ムラ取りでは、実際の仕上がりを確認しながら細かな調整を行います。
- 圧力を少し強くする
- 温度を微調整する
- 当て紙で圧力バランスを整える
- 箔の送りを調整する
など、状態に合わせて最適な条件を探っていきます。

ほんのわずかな違いでも、仕上がりの美しさは大きく変わります。
そのため、毎回丁寧に状態を確認しながらムラ取りを行うことが、美しい箔押しには欠かせません。
完成した製品を見ると、一見きれいに箔が入っているだけに見えるかもしれません。
ですが、その裏側では細かな調整を繰り返しながら、最適な仕上がりを追求しています。
